平成生まれももうアラサー

1989生まれのアラサー主婦。メイン職業は一児の母。美容ブロガーの端くれです(自称)コスメ、スキンケア、ファッション、子育て、料理、生活の知恵…いろいろ書いてます!

私が子供に中性的な名前を付けた理由【LGBTQ】

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こんにちは!

ブログサボりすぎやろ!!まあゆっくりいこうや!(言い聞かせ)

PVがバカみたいに激減したのと、幼稚園が始まってバタバタしていたのとで、なかなかブログ書く気が起きませんでした。(急募:モチベ)

 

昔から中性的な名前に惹かれる

中性的とは…男性的・女性的、どちらとも言い切れない、またはどちらの性質も兼ね備えている様子などを意味する表現。 その両方を持ち合わせている人を指して言うことが多い。

男の子にも女の子にもどちらにも似合うような中性的な名前に昔から惹かれるフシがあります。

例えば”あおい”とか”しのぶ”とか、”ちあき”、”ちひろ”、”まどか”などなど…

とらドラ主人公の大河もカッコイイし、free!の男子高校生キャラは遙、真琴、渚、凛、怜とみんな中性的な名前なのも印象的だったな。

 

私の名前は〇〇美という女の子に多い名前です。

兄がいて、小さい頃はとにかく活発で負けん気が強くて、膝に絆創膏が絶えない女の子でした。よく女の子らしくないと言われたもんだ。

小学校に入学するときに、それまで長く伸ばしてた髪を親に騙されバッサリ切られた。

それだけでもショックだったけど(騙されたから)入学して出会った男の子達に「おまえ男の子なん?」と言われるのが苦痛でたまらなかったな。

なんで髪が短いと男の子だと言われなきゃならないのか、決めつけられなきゃいけないのか、ムカついた。

 

性同一性障害について深く考えるキッカケは金八先生

私は金八先生の第6シリーズがドンピシャな世代です。第6シリーズは性同一性障害や報道と人権などが扱われた作品。

この障害に悩む「鶴本直」という役柄を演じたのが上戸彩ちゃん。体は女の子だけど心は男の子という性同一性障害の役を見事に演じていました。

自分の女の子特有の高い声が嫌で、自ら喉にフォークを刺す衝撃のシーンもあったり。今でも忘れられない印象的なドラマだったな。

でもこのドラマをキッカケに性同一性障害について深く考えることができたし、放送終了後には一部戸籍訂正が認められるなど世の中にも良い変化が起きています。

 

実は私の高校の同級生にも性同一性障害の女の子がいました。

当時彼女は髪の毛も男の子のように短く切っていて、振る舞いも男の子っぽく、スカートも嫌みたいで体操服のズボンをよく履いて過ごしてました。

でも自分は性同一性障害だとか、自分は男だとか、そういう発言は一切していませんでした。ていうかできなかったんだと思う。

周りはその子をわざと”〇〇ちゃん”とちゃん付けで呼ぶし、男の子っぽくしてても女の子だからとわざと抱きついたりしていた。

彼女が性同一性障害だということは卒業してから風の噂で聞きました。特に驚かなかったけど、当時の彼女の気持ちを考えると胸が痛くなります。

どんな気持ちで毎日過ごしていたか、どれだけ悩んだのだろうか。

 

LGBTQへの理解が進み、中性的な名前も増えた

近年ではLGBTQという言葉がかなり浸透してきたと思います。

一般的にLGBTとは以下を指します。

L(レズビアン)…性自認が女性の同性愛者

G(ゲイ)…性自認が男性の同性愛者

B(バイセクシュアル)…男性・女性の両方を愛することができる人

T(トランスジェンダー)…身体的な性別と性自認が一致しない人

これら4つは男性・女性という身体的な区別が前提としてあります。

 

そしてここに、LGBTには当てはまらないと感じている”自分は男性でも女性でもない”、”どちらでもある”、”わからない”といった人たちのことを

Q(クエスチョニング)…自分の性別がわからない・意図的に決めていない・決まっていない人

と呼ぶようになりました。

 

色々難しい問題ですけど、男性は女性、女性は男性を愛すことは当たり前じゃないということ。見た目と中身の性別が違う人もたくさんいること。

そういうことへの理解が、以前よりは随分と深まっているように思います。

それに伴い子供にとって将来名前がストレスにならないように、名前で性別を意識させない中性的な名前が人気になっているようです。

 

息子に中性的な名前を付けた理由

私の息子の名前は漢字一文字で読みは三文字。漢字は割と男の子に使われることが多い字を選びましたが、読みは圧倒的に女の子に多い名前です。

もちろん男の子っぽいカッコイイ名前や女の子らしい可愛い名前を否定するわけではないです!

親はみんな生まれてくる大切な命のためにたくさん考え、思いを込めて名付けをします。どんな名前も素敵で愛しいもの。

 

もし息子が将来自分の性別に違和感を抱いたら、性的指向に悩むことがあったら…そういう可能性はもちろんあるわけで。

女の子になりたいと言う日がくるかもしれない。そうなると名前を変えたいと言う日もくるかもしれない。

親としては一生懸命考えて子供につけた名前ですから、できれば一生大切にしていってほしいなという気持ちはありますよね。

子供のやりたいことをあまり否定したくないですが、名前を変えたいと言われたら物凄く寂しくなると思います。

そういう考えもあって息子に中性的な名前をつけました。女の子になりたいと言ったら漢字さえ変えれば読みはそのままでも女の子の名前になれるように。

 

もしそういうことで悩むときが来たら、それを言い出しにくい環境、世の中であってはならないと思います。

せめて親である自分は絶対に子供の味方でありたいし、寄り添ってあげたい。

いつも少数派というのは差別される、蔑まれる。そういう世界うんざりしますよね。

梨泰院クラスのトランスジェンダー役ヒョニの言葉

「私が私であることに、他人の理解は不要です」

本当にカッコイイ。

 

まとめ

もっともっと世の中の性別に対する固定概念がなくなれば良いなと思います。

男の子が女の子みたいな名前でもプリキュアが好きでも、女の子がブルーやグリーンのものを持っていても戦隊モノが好きでも、そういうことに誰も違和感を抱かないような世の中になってほしい。

誰も他人の好きなものや好きなことを否定しないような世の中に。

 

もっと言うと”男らしい”や”女らしい”の言葉も無くなっていけばいいなと思います。

性別に縛られず、”自分らしい”を大事にして尊重し合える世界になることを祈ります。